腸のはたらき~免疫・幸福・若さ

腸は、消化・吸収・排泄といった言わずと知れた働きとともに、免疫の働きや幸福感をもたらす働き、そして若さをも左右する働きを持っています。

腸は病気から守ってくれる~腸管免疫システム

腸は体内最大のデトックス器官と言われています。 これは周知のことですが、これ以外に、体内最大の免疫器官でもあります。 免疫とは、外から侵入する異物や、細菌やウィルスなど害になるものを身体に入れないように見張り、排除する働きです。 その免疫細胞全体の約7割が腸内に存在すると言われています。 特に免疫の主役は白血球、その中でもリンパ球は小腸のパイエル板細胞に身体中のリンパ球の7割が存在しています。 私たちの口から、知らないうちに細菌やウイルス等の病原体が入ってきます。 この病原体から守ってくれているのが腸なのです。 腸が病気から守ってくれると言っても過言ではありませんね。 このような腸の働きを腸管免疫システムと言います 異物が侵入すると、排除しようとするとともに、次から同じ異物が入ってきても負けないシステムも作り出しています。

幸せホルモンは腸にある

日本には「腹」にまつわる表現がたくさんあります。 例えば、「腹を立てる」「腹をくくる」「腹を割る」等 これらは心に関する慣用句です。 とすると、これまで心は腹にあると考えられてきたことがよく分かります。 言われてきただけあって、これにはちゃんと根拠があります。 「幸せ物質」とか「幸せホルモン」と呼ばれる神経伝達物質のセロトニン、聞いたことがある方も多いと思います。 このセロトニンは脳にあるのは数%、90%以上が腸で作られ、腸に存在します。 便秘がちになるとイライラしたり、気分が滅入ったり落ち込んだりしたという経験がある方も多いと思います。 それは、腸の働きが鈍くなり、セロトニンが出来にくくなるからなのです。 セロトニンが少ないと、イライラしたり、落ち込んだり、心のバランスが崩れ、うつ病をも引き起こしていまうほどの状態になる場合もあります。 腸の健康が幸福感や満足感を感じやすくし、内面的な充実感を持っていきいきと過ごすことにつながっていると言うことなのです。

腸が若さを左右する~腸がもつ新陳代謝の役割

腸は新陳代謝にも大きな役割を持っています。 新陳代謝とは、新しい細胞が出来て、古い細胞を排出する事です。 正常に新陳代謝が行われていると、6か月くらいでほぼ全ての細胞が新しい細胞になっていきます。 しかし、新陳代謝が乱れてくると、6か月で細胞が入れ替わるサイクルが長くなります。 この細胞が入れ替わるサイクルが長くなることを老化と言います。 またこのサイクルが長くなると、いらなくなった細胞を溜め込んでしまうことになり、太りやすくもなります。 新陳代謝にはビタミンB群が必要なのですが、不足しがちなビタミンB群を腸が合成しています。 そして腸は新陳代謝が乱れないようにコントロールしてくれているのです。 腸がしっかり働くことによって、新しい細胞を生み出すサイクルを整えているということになります。 身体全体が定期的に新しく生まれ変わり、若々しく元気に美しくいるためには、腸が元気でいることがとても大切なのです。
お腹は便秘の時や痛みがある時にはとても気になる存在ですが、それ以外の時は、存在さえ忘れがちです。 存在が気にならないということが、その部分において健康だということなのでしょうけど。。。 しかし、元気に幸せな気持ちで過ごすためにとても重要な器官だということが分かりますね。 今日からあなたも少しお腹の存在を気にかけてみてください。 もっと元気にイキイキと過ごせるようになるかもしれません。  

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